南部の釣れないルアーマン vol.2

チニングとは

警戒心の強いクロダイ＝チヌをルアーを用いて狙うことです。


雑食性なチヌは『地域』『時期』『天気』によって食性が異なります。

今回ご紹介するのは、沖縄本島南部を西流する二級河川の『国場川』でのトップチニングとなります。

釣果の再現性が高く、過去数年間このルアー（後術紹介）を用いて何度もチヌが釣れています。

チニングに最適な時期や天候、時間帯

（今回釣果を上げた時の空）

釣り人によってそれぞれあるかもしれませんが、最も釣りやすい時期が梅雨時期前後（5月～6月）と自分では思っています。

チニングに最適な天候、時間帯の条件が、

①釣行日の前日午前中が大雨

②釣行日は曇りで、時折りパラパラと雨。

③時間帯は朝マズメ（7時前後）、夕まずめ（18時前後）

5月～6月で、上記①～③の条件が揃えばチニングにレッツゴーです。

チニングでの潮位について

潮位が低い際は見えチヌを探すことが釣果への一番の近道です。

また潮位が低いと、魚が溜まる場所が限定され狙いやすくなります。

▼潮位が低い時＝一箇所に集まるので狙いやすい


▼潮位が高い時＝魚が散るので広範囲を探る必要がある


▼潮位が低い時のトップチニング動画




潮位が高い場合は『上流域』を狙ってみるのがオススメです。

チヌは汽水域でも生存でき、『えっ！こんな場所まで上がってくるの！？』と驚くような場所で個体を目撃したことがあります。

▼潮位が高い時のチニング動画（上流域）

トップチニングでのオススメルアー

過去に何度も書いていますが、このルアーを入手してからチヌが劇的に釣れるようになりました。

それはVivaというブランドから発売されている『マッジーポッパー』。

マッジーポッパーでのチヌ釣果ばかりアップしているので、他のルアーでは狙わないのですか？とコメントを頂く程です。

一応他ルアーでも狙っていますが、釣果率が違い過ぎます。

▼マッジーポッパーでのチニング過去釣果一部











▼他ルアーでのチニング過去釣果一部









マッジーポッパーだけチヌの釣果率＆再現性が高い！！

トップチニングでのルアーの動かし方

マッジーポッパーに限定しての動かし方となりますが、一言で云うと・・・


『コレだ！！という決定的な動かし方は無い』


その時のチヌの気分次第です。

ただ巻くだけで追ってくるが止めると逃げていったり

止めないと食ってこなかったり

ただ水面から上げたり水面に着けたり（ちょうちんという釣り方）で、水面をポチャポチャしてるだけで食ってきたり。




その時のチヌの反応を見て動かし方を変えて見て下さい。

アングラーの技量を選ばず、イージーかつ高次元で多彩な動きをするマッジーポッパーなら、その時のチヌの気分に合った動きをしてくれると思います。



一つ云えるのは、『なるべくラインを水面に着けないこと』です。

水面に着いたラインの波動を感じ取っているのか、水面にラインが着くと警戒し始めます。

チニングでのロッド（釣り竿）選び

SNSで、

『オススメのロッドを教えて下さい』

と、たまに聞かれることがありますが、そんなに多くのロッドを触っているわけでもないのでこれはアドバイスが難しいです。

その人の釣りスタイル、使用するラインの号数、ルアーの種類、ルアーウエイトなど多くの要素が絡んでくるので、ロッド選びは実店舗で色々触って、自分に合ったものを探すのが一番いいです。


今使っているロッドを選んだ理由は、

①小物遊びから、いざという時の大物まで対応できそう

②グリップの長さ

という観点から購入に至りました。



各メーカーさんからクロダイモデルが発売されているので、自分に合ったロッドを探してみて下さい。

トップチニング実釣（2019.06）

この日はかなりの強風。

こんな日は海に行くよりも都市河川！

ってことで、沖縄本島南部を西流する国場川へ向かいました。


前日の大雨に続き、当日の時折りパラつく小雨、さらに潮回りもバッチリという好条件です。

都市河川で釣りをする際は、周辺の状況を確認しキャストするように心掛けます。

万が一通行人に怪我を負わせてしまったり、車両にブツケてしまったりしたら釣り禁止という事態になりかねません。




だいたいチヌがウロウロしている所は分かっているので、その周辺をマッジーポッパーで狙っていきます。

一投目から約3分20秒、ルアーの後ろでボチュッとするが捕食の下手なチヌはフッキングに至らず。

そこですぐにリールを巻いてルアーを回収するのではなく、なるべく移動距離を少なくし同じ場所でネチネチと動かすとHIT！




サイズはそこまで大きくないが、一投目から約3分30秒でチニング成功です♪

しかしここで調子に乗ってしまい、際々を攻めるつもりが対岸の草にルアーを引っ掛けロスト・・・



ルアーのカラーを変えて、今度はクマノミカラーを使用してみました。

はたして河川でクマノミカラーが通用するのか？

でもやってみなくちゃ分からない。



ラインを水面に着けないようにロッドを立て、ネチネチネチ。

ちょうどいいスポットにピンポイントで入ったと思ったらHIT！

河川でもクマノミは通用する♪

カラーというよりは、マッジーポッパーの動きに好反応を示していると推測できます。






今回の釣行動画は編集でき次第アップします。

チニングまとめ

釣りに絶対はないので、上記は正解ではないです。

居たら釣れるし、居なければいくら投げても釣れない。



でもなかなかトップでチヌを釣ることができなかった自分が、マッジーポッパーを入手してからは劇的に釣れるようになりました。

チニングの際にはマッジーポッパーをタックルBOXに忍ばせておくと、チヌに出会えるかもしれないですよ。



あと『チヌを認識する』これも重要かもしれないです。

見えチヌを観察し、ボラやテレピアの群れの中のチヌを認識できるようになったのも釣果へ結びついている気がします。

チニング過去動画